[その他]
2025年01月17日
ハラスメント対策と組織運営
昨今では、どこの組織でも繰り返しハラスメント対策のための指導、研修等が行われています。
指導のためのその例示は具体化し、類型もかなり細分化されて整理されている状況となっています。
しかしながら、そもそもハラスメントに該当しないかに過度に神経を使いながら業務を行うということは、本来の業務に注ぐべき力を違うところにそがれてしまっている状況であり、残念な状況と言わざるを得ません。
本来は、組織というものは、構成員各自に対する尊重と信頼に基づく協力を前提として、その力を実際の人数の何倍にも発揮していくというのが望ましい姿かと思います。
ハラスメントに該当するかに過度に神経を使うより、普段から互いを尊重、信頼して業務を行っていきたいものです。
昔の人は次のように言っているようです。
「人は下程骨折候事、能知るべし」(鍋島直茂)
「無欲成るに人集まる。おのれと集たる人は、一騎当千たるべき」(鍋島直茂)
「家臣から百姓に至るまで気遣いし、適材適所で用いること、役に立つかどうかは大将の心次第である」(北条氏綱)
「甘柿も渋柿もそれぞれに使い道を考えよ」(武田信玄)
「治に居て乱を忘れず、乱に於いて慈悲肝要を忘れず、人を使うは四支と心得よ」(武田信玄)
「団結のもとは、まず日常の人の和にある」(武田信玄)